【草津白根山】立入禁止でピークは踏めず

山 名  草津白根山
山行日  1999年5月29日
天 候  晴れ
同行者  いつもの山の仲間
コース  本白根ロッジ→展望台→探勝歩道最高地点→鏡池→本白根ロッジ→湯釜→本白根ロッジ⇒殺生河原→草津温泉街 
 白根山、逢ノ峰、本白根山の三山を総称して草津白根山と呼ぶそうだ。火山活動のため白根山も本白根山も立ち入り禁止で登れなかったが、湯釜をはじめ噴火口周辺を楽しく散策した。

本白根探勝歩道最高地点(2150m)

 本白根ロッジ前を5時40分出発、すがすがしい空気の中、苦もなく本白根山の展望台に着く。振り返ると来た道を隔て、気になるピークが見える。明らかにここより高い。ついでにと引き返えしたが道は無いようだ。コマクサが芽吹く急斜面の砂礫地を「ここにも芽が出てるから踏まないように!」などと声を掛け合い慎重に通過する。その先は低木の樹林帯で道らしきものはない。リーダーはじめ先頭グループが道を作りながら進むも、大部分の者はこちらからの登頂は諦め、反対側の稜線からピークを目指すことにする。

本白根探勝歩道

 昨年8月、左足首を骨折して以来9カ月ぶりのOAA夜立ち泊への参加。皆のスピードについていけるか不安だが、今日は登山というよりウオーキング。いつでもバスに戻れる気安さもあり、足慣らしとしては最適だ。

 再度、遊歩道を展望台分岐まで戻り、大回りをしてピークを目指したが、こちらも探勝歩道最高点(展望所より 5m 高い標高 2150m)から先に道は無く、これも断念。
 先頭グループは何とかピークを極めこちら側に下りてきた(自慢する風でもないのでたいしたとこではなかったのだろう)。リーダーたちと合流後、再び展望台に戻り、その先の鏡池を経て出発点に戻る。

一浴温泉情報                                             アクセスカウンター
 鹿沢温泉
 紅葉館
tel:0279-98-0421 10:00-16:00 \500  周りに建物一つない山の中の秘湯。雪山賛歌の発祥の宿。青色を帯びた飲泉できる新鮮なお湯が滔々と流れ、湯の華が浮いている。浴槽は古く、壁面にはレリーフがあり歴史を感じさる。
-草津温泉-大滝乃湯 tel:0279-88-2600  9:00-21:00  \800  自然に湧き出している源泉だけを利用した町営の温泉施設。男女共に大浴場・露天風呂・打たせ湯・サウナがある。地下にある合わせ湯は源泉100%で、5つの浴槽を順番に巡り自然冷却している。一番熱い湯船は46度位ある。自然湧出量は毎分 37kl と日本一。温泉は循環される事無く湯川に捨てられる。

残雪の登山路

湯釜

 続いて、観光客でごった返す湯釜の淵付近を散策する。すぐそこに白根山のピークが見えているが,立入禁止で登ることはできない。一旦、下って別ルートからピークを目指すも、あと少しの所で同じく立入禁止。ひとり二人ならいざ知らず、20人近い集団ではやはり人目が気になる。やむなく登頂を諦めて引き返す。

 バスで殺生河原へ移動。皆歩き足りないのだろう、草津温泉街までしゃくなげ群生地(ほんの申し訳程度に花がある程度)の中、ツツジを見ながら馳せ下る。
 温泉街に着き「バスはどこだ」とウロウロすること小1時間、さっさと露天風呂に入る人、店で昼食をとる人など、いつの間にか幾つものグループ・個人に分かれてしまう。
 着替はバスの中、温泉に入る気にもなれず、川を流れる湯に骨折治癒した左足だけ温泉浴していると、着替えを持ってリーダーたち数人が西の河原露天風呂に向かう。私たちもバスの場所を聞き、着替えを取り後を追うことにする。

白根山中腹のミネザクラ

 メンバーは温泉街でバラバラになったが、バスの出発予定時刻には全員がピタリと揃うのだから見事だ。
 宿泊予定の紅葉館を通過し、池の平自然遊歩道の散策へ向かう。楽々と思っていた初日もハイペースで歩き回り、歩数はすでに3万歩近い。池の平自然遊歩道の散策は自重し、バスで待つことにした。

紅葉館

更新:2013/09/03